抽象という絵画

初夏、家の入り口付近に咲いためいっぱい元気で可憐なオレンジの花、なんという名前でしょうか。真っすぐで凛としています。
初夏、家の入り口付近に咲いためいっぱい元気で可憐なオレンジの花、なんという名前でしょうか。真っすぐで凛としています。

 

20世紀美術において抽象は飛躍的にその領域を深めました。

 

主に抽象画を描いてきてる者として描き出した当初のことを少

し振り返ってみました。私自身の中では純粋にまっさらの状態

で絵画に取り組むという過程で具象画から抽象画への移行はあ

まりにも当然であり、必然から生み出されてきたという極々自

然な変化であったように感じます。何が観者の奥に届き爆発さ

せるのかを考えた時、具体的な形はじゃまになっっていったの

です。

 

ただモダニズムという歴史を背景に抱えながらそれが無意識に

作用していたのかということの検証も必要かもしれません。

 

よく抽象画において何か具体的なものが画面の中に見えてしま

った時、百も千もあった思考の広がり奥行きがが瞬時に陳腐な

ものへと化してしまう事がが多々あります。最初の意図が流さ

れる瞬間です。また得てしてその逆も起こることがありますが

、、。

 

音楽と比べて歌詞が具象、楽器演奏が抽象という見方もできま

すがただ単純に抽象が上位に位置するというわけではなく、そ

して絵画に関していえばいわゆる具象画もすべて抽象画である

という見方ができます。

 

「抽象」と「捨象」とは表裏一体。捨象(しゃしょう)とは事

物または表象からある要素、側面、性質を抽象するとき他の要

素、側面、性質を度外視すること。

 

どんな写実絵画でも形態の無化に向かうミニマリズムであろう

と画面を構成する時には大小の差こそあれ必ずこの行為はつき

まとってきます。

 

「抽象化」は人類が発達させてきた極めて重要な能力の1つで

あり、たとえば数学では思いっきり捨象してようやく物事の本

質が見えてくる学問であるそうですが、すべての分野で抽象的

思考力を鍛える必要性が唱えられています。もちろんビジネス

においてもしかりです。

 

ちょっと横道にそれてしまいましたがまた話を元にもどして、

そもそも抽象画、具象画という分け方自体の意味合いが薄くな

ってしまいますが、生きた世界、何ものかへとたどり着くため

の手がかりとしての重要な概念であることに変わりありません。

 

最近は画面上具体性、抽象性の境界線上にある抽象性に気持ち

が惹かれます。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    √6意味知ってると舌安泰 (日曜日, 20 11月 2022 19:17)

    ≪…具体性、抽象性の境界線上にある抽象性…≫の、≪…具体性…≫を【球】に、≪…抽象性…≫を【創発直方体】(数の核ジャーゴン)に観る。
    ≪…「抽象」と「捨象」とは表裏一体。捨象(しゃしょう)とは事物または表象からある要素、側面、性質を抽象するとき他の要素、側面、性質を度外視すること。…≫で、数の言葉ヒフミヨ(1234)は、言葉の点線面とカタチ(〇△▢ながしかく(『自然比矩形』))を≪…「捨象」…≫して創生されると観る。
     【円】は、(π+1)の2組の線分に、線分(1)を180°(π)で固定し、【π】なるしなやかな線分(半周)が、線分(1)と90°(π/2)を保ち他のしなやかな線分(半周)をこの保たれた所に接する(180°(π))動的な姿と観る。
     これは、動的風景で、静的に拘束すると、十進法の基における西洋数学の成果の符号の【π】が顕現し、【i】が内在化し、カオス表示(π)からの【1】を観る。
     【『自然比矩形』】は、【e】の2組の線分に、十進法の基における西洋数学の成果の符号の【i】が顕現し、人の形態空間(ニッチ)の場が【1】を計量化し、【1×(eー1)】(『自然比矩形』)を編み出す。【i】が、顕在化し、 i ⇔ 90°(π/2)                 i²=ー1 ⇔ □(虚像)    i²×i²=1 ⇔ 1×1(□(像・2次元))(1×1=1(実数直線に溶け込む))

     進み行く自然数は、『自然比矩形』が纏め上げる虚像化( i²=ー1 ⇔ □(虚像) )し、止揚(位相)で、1次元の【1】と2次元【1×1=1】を等価にし≪…捨象…≫(縮約縮退)していると観たい・・・

     〇と□ のオブジェは、数の言葉ヒフミヨの動性と静性を纏め上げる基で、その橋渡しには胎蔵界曼荼羅の△印如来知性仏が担っていると観える。

     【π】は、十進法の基のコスモス【1】から見つけ出し、【e】は、十進法の基における西洋数学の成果から見出したモノであるが、『自然比矩形』に数の言葉ヒフミヨ(1234)が、演算符号(+ ー =)と【e】を伴って数式化されている。

     3・4次元的には、【球】と【『創発直方体』】に数の言葉ヒフミヨ(1234)のオブジェとして観たい。
     【球】(円)は、【π】を、【『創発直方体』】(『自然比矩形』)は、【e】を生み出す。

     (4/3)π=4.188   (eー1)((eー1)/(eー2))=4.1104
      【球】の体積と【『創発直方体』】の体積 の差が、動的表情と静的表情(カオス ⇔ コスモス)に観えてくる・・・