価値あるもの

三寒四温の中、福寿草が!
三寒四温の中、福寿草が!

 

かつて小説家のヘンリージェイムズは、アーティストの制作物

を考える時、有効的な3つの質問を提唱したそうです。

 

「アーティストが成し遂げようとしたことは何か?」

「そのアーティストは成功したか?」

「それを行なう価値があったか?」

 

観る者のバックグラウンド、素養にかなり左右される事は当然

ながらも1つの見方として的を得ており中々辛辣でもあり、正

直今までこのような三段階的見方をしたことがなかったため興

味深くいろいろな作品に置き換え思いをめぐらせてみました。

 

作品を前にこのアーチィストは成功したがそれを行う価値はな

かったとか、成功はしなかったが行う価値はあったとかこのテ

ーマであれやこれや言葉が飛び交うことになるのは予想されま

すが、価値があったかなかったかの検証これは手厳しい限りで

す。

 

では行う価値とは価値あるものとは何なのでしょうか。

 

それを考えていた時思い出したのが、かなり前のテレビ放送に

なりますが、ハーバード白熱教室の日本出張教室でのお題でこ

んなものがありました。「ゴミ箱に捨てられているものを使っ

て価値あるものに変えて下さい。」グループごとに分かれて、

実際に使用できるにものに変換させたり、あるいはゴミを使っ

て調査実験したデータ(人々の意識がそれによって変わるので

はないかという期待)の提出であったりとおもしろく見た記憶

があります。これは確か起業家を育てるための授業であったよ

うに思います。

 

価値あるものへの転換、これはまさにアーティストが目指すこ

とでもあり作品に求められるものなのだと思います。

 

ただ価値とは人種により時代により地域により個人によりまっ

たく異なるものであるとともに作家自身にとってみれば価値の

ない行為など存在するとは思えません。

 

作品が他者にされされた時初めて価値が問われる訳で、アーテ

ィストは目の前に全面的に価値という言葉を掲げて制作はして

いないと思いますが、後から評価の対象として真価が問われて

くることになるにしても、作品を前に観る人達が幸福な面持ち

で、あるいは真剣な顔つきでけんけんがくがくやることはとて

も重要、価値あることだと思います。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    シン (日曜日, 06 5月 2012 23:05)

    正にアートの真髄ですね!

  • #2

    『創発直方体』(『アーベル数』) (火曜日, 11 7月 2023 15:30)

    自然数と数式の関係(縁起)によるのを数学的帰納法という、図形と自然数の関係(縁起)によるとして、自然数を、『図形的帰納法』に夢想したい・・・
     ≪……作品を前に観る人達が幸福な面持ちで、あるいは真剣な顔つきでけんけんがくがくやることはとても重要、価値あること…≫を、[縄文模様]に自然数の始原を想う・・・
    【自然数において、自然数 (N,+) が有限生成 (finitely generated) であるとは、N の有限個の任意の元n(1234567890) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  が存在して、N のすべての桁(n-1)の元 n が ,…,n(s) を自然数として
    N=[10のn(s)乗]n+[10のn(s-1)乗]n +…+⁅10の(1)乗]n+⁅10の(0)乗]n
    の形に書けるということである。】  として『幻のマスキングテープ』に10までの自然数の模様(DNA)を・・・ 
     「思想を形で表すもうひとつの言語 縄文人の偉大な発見」大谷幸市著の
     【… ) の形を相対図形の凹形の素粒子[)] ・・・   )( [凹形] と () [凹形] に 新石器時代人は、ミクロの世界とマクロの世界の概念に到達していたと考えられる。 …】 とある。
     「もろはのつるぎ」の形を『刀札』の )  の形の素粒子を[1]として右に進む数直線を『刀札』の「180°]回転で模様にすると
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
     ①  ) ( ) ( ) ( ) ( ) (
        1 と 素数模様にすると合成数は*で表示
      1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
    ②  ) ( ) * ) * ) * * *
    ②の模様(『幻のマスキングテープ』)の「180°]回転で模様にすると
    10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
     ➂  * * * ( * ( * ( ) (
    10進法の基における有限個の任意の元n(0123456789)は、(『幻のマスキングテープ』)の「180°]回転で、10が0を生み、円環の中心から右への正の数(+)と円環の中心から左への負の数(-)との[+1」と[-1]の数の任意の元nの模様と進む方向を内在するモノとなる。この単位1の『幻のマスキングテープ』の重ね合わせ([+1」+[-1]=[0])は、
     ④ ) ( ) ( ) ( ) ( ) (
      となる。 ここに自然数の[1][0]の数学から観た[縄文人の偉大な発見]を想う・・・

     因に、[+1」-[-1]=[2]は、
        ) ( ) * ) * ) * * * 〖 ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( 〗 と 
    * * * ( * ( * ( ) ( 〖 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 〗 の 「180°]回転の 
      ) ( ) * ) * ) * * * 〖 ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( 〗 を結合(+)することになる。
    なぜなら、自然数の基本模様は、素粒子[)]から出発し 〖 ) ( ) ( ) ( ) ( ) (  ) ( ) ( ) ( ) ( ) (  …  で 自然数のDNAが素数として[2][( ]以外は,[ ) ]の特定のモノ(素数)が残る。

     注: 〖  〗は、『幻のマスキングテープ』の基本模様を示す。 

     [+](自然数)は、右方向で、[-]は、左方向に進む負の数で、
     自然数の概念の飛躍が必要か(実数直線に落とし込まれる自然数)・・・(4次元までで閉じてい(計算でき)る数)