今年もまたインフルエンザが流行ってきましたが、お腹にくる
風邪、ノロウイルス、そしてインフルエンザと季節によりもの
のみごとに当番医にはその患者さん達が殺到します。
人は皆それぞれ外見が異なり個性があり違う感性と思考を持っ
ています。そして自立した個人でありお互い尊重し合わなけれ
ばいけない存在であるという強固な思いがあったのですが、最
近富みに思うのはこんな事です。「こんなにも人って似通って
いて一緒なんだー」と。
人間の体の仕組みはほどんど皆一緒でそのように組み込まれて
生まれてきており、ウイルスや細菌の攻撃にも同じように反応
してしまう同じ作用機序を持つホモサピエンスという同一種な
のです。そんな事を考えると何ともいとおしく包んであげたく
なるような人間という存在への思いがぐんと強く大きくなった
のです。
特にインフルエンザなどが流行ったりすると、人の異質性、別
人格、多様性ということよりも肉体的同類性、一緒であるとい
う思いに大きく振り子が動き、そして人類そのものの存在に
「肯定」と大声で言って温かく見守りたくなります。
まさに人類に「YES」。
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アラジン (水曜日, 26 1月 2011 10:11)
面白い写真の構図ですね。人類の中でも、ウイルスに対応し強く逞しく残る種類もあるし、様々ですよね。
丸田 (水曜日, 26 1月 2011 14:48)
コメントありがとうございます。写真は偶然おもしろく撮れました。人類の中にウイルスに特別強く対応する種族がいるとうよりは個々の免疫力、抵抗力の違いであってウイルスに対する体の仕組みは基本的に一緒かと思われますが、、、。