2012年

1月

23日

3.11後絵画を通して

水琴屈の透明で澄んだ音、、、竹筒に耳をあて聞くことができました!  去年、京都にて
水琴屈の透明で澄んだ音、、、竹筒に耳をあて聞くことができました!  去年、京都にて

 

3.11後世界は一変してしまいました。

 

災難の遭遇時、困難の度合いが高い程人間の本質や物事が

あからさまに露呈してきます。

正義、良きものとして世の中にまかり通っていたものが広

く深く蔓延る腐敗したまやかしの構造であったということ

に加え、思考の甘さ、情報操作、関心の低さなどなどその

本質を否応なく浮かび上がらせてくれました。

 

この大震災、原発事故を通して私達は根源を見つめ直す、

原点に立ち返るという事の大切さ、何が本当に必要なもの

なのか改めて考えさせられた気がします。

 

その根源を見つめ直す作業と言えば、芸術はその代表の一

つと言えるかもしれません。

 

新しい価値の構築、創造とは常に過去に存在していたもの

の見直しの連続から生まれてきます。人間の本質である心

の奥に呼応するような作品を、そしてさらに原点に戻ると

いう思いを一層強くした次第です。

 

そもそも芸術の使命、責任とは何なのか。

 

作品の前でのみ感じることのできる開放感、至福感、頭の

中を縦横無尽に動く思考への刺激、あるいは覚醒、不思議

という感覚、、、を通して意識が変わるというその本質を

示すことが究極の目的であって、世界のどこかで何かが変

わっていくことへの貢献これこそが本当に目指すべきもの

であると強く自覚することができました。

 

美術の歴史に上げられてきたものあるいはこれから歴史に

残りそうなものまで含めて堕落の始まりであったのか、荒

廃なのか進歩なのかも検証していく必要があると感じまし

た。

 

そして、芸術を通して芸術とは何かという問いと答えが得

られると思います。

 

これからも、創造という無限の可能性も持つ大きな大きな

世界の中で真摯に作品に向かいより挑戦、冒険するという

方法以外考えられない気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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